高校においてたびたび問題視されるのが、生徒や保護者からのクレームです。
生徒間や教師との間のトラブルなど、学校内で起きる問題はさまざまです。
ここでは、高校に通う生徒や保護者からのクレームに対して、学校サイドではどこまで気にするべきかについて解説をしていきます。
高校の生徒・保護者からのクレームはどこまで気にするべき?
生徒や保護者からのクレームは、事態が大きい場合から些細なことまでさまざまです。すべてのクレームを学校サイドが受け入れてしまうと、学校の運営に支障をきたしてしまいます。クレームの内容について精査し、気にすべきクレームなのか、気にしなくてもよいクレームなのかについて判断する必要があります。
*保護者がクレームをいってくるタイミング
保護者の価値観のなかで、学校側がやってくれると考えていることに対して、学校側がやらなかった場合クレームに発展するケースが多いです。保護者の期待値を下回ってしまったときにクレームになりやすいのです。
*学校サイドに非がある場合
学校サイドの不手際などで過失がある場合は、可能な限りクレームの対応をすべきです。問題が大きい場合は上長などに相談する必要があります。
*学校サイドが負うべきでない場合
保護者からクレームを受けた際、まずは保護者が不満に感じていることに対して理解を示すことが大切です。ただ、学校サイドが負うべき業務ではない場合については、きちんと保護者にその旨を説明します。
保護者のなかには納得することができず、強気な態度をとってこられる場合もありますが、そこまで気にする必要はありません。
どうしても保護者の方に納得してもらえない場合は、折衷案を提案するという方法もあります。
*クレーム対応は慣れが必要
生徒が高校に通っている間は、クレームがあった保護者や生徒と関わり続けなければなりません。ずっとクレームの対応をしていると、対応する教師も心身ともに疲れてしまいます。
クレームをいってくる保護者に対して、自分がなんとかしなければいけないと強い責任感を持っている教師もいますが、あまり無理せず適度な距離感で対応することが望ましいです。
まとめ
学校では生徒の保護者から多くのクレームが寄せられますが、すべて一律に学校側が過度な対応をしなければならないというわけではありません。クレームの内容を精査し、学校サイドが受け入れるべきものなのか、そうでないのかについてしっかりと吟味する必要があります。教師は日々生徒と向き合い、精神的にゆとりがない教師もいるので、生徒や保護者からのクレームに対しては、あまり問題を抱え込まず適度に対応するのが望ましいといえます。