定期テストの問題の作り方は?ポイント・コツを紹介

中間テストや期末テストなど、学校では一定期間生徒が学習した内容をもとに定期テストが行われます。定期テストは、先生が授業を行った内容についてそれぞれの担当科目別に定期テストの問題を作成します。定期テストの問題の作り方には一定のコツがあります。

ここでは、定期テストの問題の作り方のポイントやコツについて解説をしていきます。

定期テストの問題の作り方のポイント・コツ

定期テストの問題を作る場合は、しっかりとポイントとコツを押さえてつくる必要があります。

*目的をはっきりさせる

定期テストを行う場合は、定期テストを実施する理由と、定期テストで生徒の力をどのように評価したいのかという点についてはっきりさせる必要があります。

*解答時間と満点を決める

定期テストには解答時間と何点を満点とするのかについて、教科担当は決めることができます。基本的には50分で100点満点というケースが多いです。

実技がある科目については、解答時間や満点の点数がイレギュラーな場合があります。

*テスト範囲を決める

定期テストは教科書の該当ページが設定され、テスト前に出題範囲があらかじめ公表されている場合がほとんどです。

テスト直前に授業を行った内容については、生徒がしっかりと学習時間を確保できず、他クラスでは授業が終わってないというケースがあるため、出題範囲には含めないほうが無難です。テスト1週間前くらいまでに学習した内容を出題範囲として設定するようにしましょう。

*問題を作成する

問題を作成する際には、大問ごとにテーマを決めて出題する必要があります。

また、定期テスト直前に慌てて試験問題を作るのではなく、日頃から問題をストックしておけば、定期テスト直前の作業が楽になります。日頃の授業準備と併せて問題を準備しておくとよいでしょう。

また、それぞれの問題について、評価の観点を設定する必要があります。

評価の観点とは、「主体的に学習に取り組む態度」や「思考・判断・表現」、「知識・技能」が挙げられます。

問題と観点が一致していなければ適切に評価を行うことができません。

*解答用紙を作成する

解答用紙は問題とリンクするため、生徒が書き込みやすいように適切なスペースを設けて解答欄を作成するようにしましょう。また、採点しやすい解答用紙であるかという点も重要です。

まとめ

定期テストは中学や高校において、生徒の学力を評価するため定期的に必ず行われます。定期テスト作成にはポイントやコツがあり、それらを押さえながら、先生は生徒をしっかりと評価できる問題作成を行う必要があります。